マスクを付けたままの会話は難しい?
マスク生活が当たり前の日常になって1年・・・
声の仕事をしている者としては、
このような世の中になる前からマスクは必需品でした。
とくに、乾燥や感染症、花粉症に悩まれる冬から春にかけては、
マスクは手放せませんでした。
しかし・・・
マスクをしたまま「声の仕事」をするようになるとは思いませんでした。
ラジオの本番も、マスクをしたまま放送しています。
アナウンスの仕事でも、マスクをしたままです。
そしてわかったことは、
「マスクを付けたまま喋るときは
お腹からしっかり声を出し、発音にもより気をつける」
ということです。
マイクの性能にも助けられ、
マスクを付けたまま喋っていても
マスク無しのときとほぼ変わりなく聞こえるようです。
しかし、
先日、買い物中に店員さんと話をしたとき、
軽く会話をしていたら、
「え?何でしょうか?」と聞き返されることがありました。
生徒さんから、
「マスクのせいで聞きかえされることが多くなった」
という相談は受けていますが、
自分が聞き返されたことは初めてでした。
ハッとして、いつもの話し方で返事をし直すと、
すんなり聞き取っていただけましたが、
発声、発音の大切さを改めて感じた日でした。
これを読んでいらっしゃる方の中には、
マスクをしてお仕事をされてから、
聞き取りづらいといわれるようになったという方もいると思います。
なんとかしようと、口をしっかり開けるように喋ると
マスクがずれてきてイライラ・・・なんてこともありませんか?
ちょっとした解決方法としてアドバイスさせていただくと、
発声については、
ちょっと頑張っていつもより大きな声を出す!
それだけで違いは出るはずですが、
大きな声を出しても、「何を喋っているかわからない」のでは
だめですよね。
はっきりとした発音に大切なのは、筋肉です。
喋るときに、口周りと舌の筋肉の意識をしたことはありますか?
トレーニング法はいろいろありますが、
まずは、セルフチェック!
喋る前に口にぐっと力を入れて頬や首元の方まで
筋肉がピン!となっていることを実感してください。
(筋が出るまで力を入れなくていいですからね^^;)
その状態をキープするように喋ってみてください。
どうですか?言葉にハリがでませんか?
喋る、ということは、日常の自然な事すぎて
お悩みを抱えている方以外は、
普段注目しない部分かもしれませんが、
オンラインやリモートが増えたり、
マスクで表情が読み取りづらい時代だからこそ
「話し方」で人に与える印象の大切さがわかった方も多いと思います。
まだまだ続くマスク生活。
話し方で悩まずに、前向きになれるよう
これからもアドバイスさせていただきたいと思います。
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